Laowa 24mmマクロ“シュノーケル”リレーレンズ
フォトキナ2016で珍しいレンズを発見した。特殊なマクロレンズで、中国のレンズメーカーRaowa(Venus Optics)の24mmリレーレンズだ。これらのレンズは、その形状から“シュノーケルレンズ”と呼ばれることもある。
通常のマクロレンズの場合、カメラやレンズの影が被写体に被ってしまう場合がある。自分が50mmではなく100mmマクロを好んで使っているのも、その理由があるからだ。ワイドになるほどこの問題は起こりやすくなるのは当然で、フレーミングの範囲が広ければ影が出る可能性も高くなる。それだけではなく、通常のマクロでは寄り切れない場合も起こってくる。
さて、このシュノーケルレンズだが、いずれにしてもかなり特別な目的でしか使用しないだろう。例えば、アリの巣やすごく狭い岩の間のようなところの撮影だ。
フォトキナのLaowaのブースでは、小さな兵隊の人形が被写体として置いてあった。超小型のアクションカムで飛び回って撮影しているような、特殊な映像を撮ることができるだろう。その時の映像をビデオにしたのでご参考まで。
F16なので、暗いところでは使えない。長い筐体を持つ小さなレンズだから物理的にも納得できる。それでも、マクロレンズ故かなり浅い被写界深度である。
Laowa24mmマクロリレーレンズは2017年初めに出荷予定。価格は未定。ただ、同社の従来の製品の価格から考えると、それほど高くはならないだろう。
Laowaのwebサイトはこちら(英語)

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Nino Leitner
Nino Leitner, AAC is Co-CEO of CineD and MZed. He co-owns CineD (alongside Johnnie Behiri), through his company Nino Film GmbH. Nino is a cinematographer and producer, well-traveled around the world for his productions and filmmaking workshops. He specializes in shooting documentaries and commercials, and at times a narrative piece. Nino is a studied Master of Arts. He lives with his wife and son in Vienna, Austria.