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登録RX0は2017年9月に発表された。このレビュー記事がリリースされる頃には、既に出荷が始まっているかもしれない。このミニチュアカメラをまだ見ていない読者は、この記事を読んでいただければ幸いだ。
個人的には、このようなコンパクトなカメラのビデオ機能を試してみるのが好きで、同社のRX100 IVや RX100 Vも例外ではなかった。これらの価格とサイズは自分には好ましいものだった。RX100 Vのレビューについてはこちらをご覧いただきたい。
このカメラは制作用のカメラをマッチ箱のサイズにしたようなものだ。 1.0型Exmor CMOSセンサーが搭載されており、フルHDビデオを内部で記録し、4Kビデオを外部出力することができる。即ち、RX型カメラを凝縮し、59 x 40.5 x 29.8 mmの大きさで100gの重さのジュラルミン筐体にすべてを詰め込んだのがRX0だ。堅牢性も特筆でき、耐水、耐衝撃性も確保されている。このカメラは高品質の静止画をJPEGとRAW形式で撮影することができるが、ここではビデオのレビューに徹することにする。
私は初めてこのカメラを見たとき、そのコンセプトに大いに興味を持った。この種のカメラは、制作用途では補助カメラとして使われるだろう。あるいは、サイズが重要だったり、目立ってはいけないような撮影では、メインカメラとしての出番があるだろう。
IBCでソニーの担当者に話を聞く機会があったが、これも興味あるものだった。
前置きが長くなったが、このカメラの評価をしてみたい。それも、アクションカムとしてではなく、通常のドキュメンタリー制作用としてだ。実際に作品を仕上げることにより、その強みと弱点も分かるだろう。
しかし、その前に一つだけ書いておきたいことがある。GoPro Hero6 Blackとの比較だ。
私は最近GoPro EuropeからHero6 Blackのローンチイベントに招待された。このイベントで紹介された技術は印象的だったが、今までよりも際立って進化したという印象は無かった。もちろん優れた製品だが、多くの人々にとっては、今までの製品の延長線上にあるものだ。
一方、RX0は似たようなサイズだが4Kビデオを内部で記録できない。両方をテストしてみたが、私は明らかにこれらの2台のカメラが全く異なるデバイスであり、それらを比較することはあまり意味がないことを悟った。
これら2台のカメラの主な違いをリストアップしてみよう。
結局、カメラの選択は撮影の種類に大きく依存するということだ。 Hero6 Blackは「アクションカメラ」で、RX0は「プロダクションカメラ」という位置付けが適当だろう。

Sony RX0, extended version
ということで、プロダクションカメラとしてのRX0のレビューを行いたい。
数日間テストしたが、カメラの全ての機能を評価したわけではなく、画質と使いやすさはドキュメンタリースタイルの撮影に適しているかという、自分にとって最も重要な項目について重点的に評価した。従って、このレビューは私の個人的な意見であることをご理解いただきたい。
操作性
カメラを「インテリジェントオートモード」に切り替えると、私が書きたいことが無くなってしまう。とにかく簡単に撮りたいカメラマンならお勧めのモードだ。フォーカスを除いてカメラが全てのことをやってくれる。ビデオの撮影中はオートフォーカスできないため、撮影モードに関係なく、フォーカシング操作は必要になる。私のようにマニュアルで撮りたい場合は、カメラを「すべてマニュアル」の設定にする。
ただし、メニューもボタンも非常に小さく、ゆっくりと慎重に行う必要がある。迅速な操作が必要な場合は選んではいけないカメラだ。
さて、実際の使用にあたっては、下の3つの点を考慮しなければならない。
光のコントロール
S-LOG 2(ISO 1600)で撮影するかどうかにかかわらず、シャッタースピードを1/50または1/60に設定すると、屋外ではほぼ確実にNDが必要となる。これはうまく設計されており、カメラボディとレンズを保護するプラスチックカバーで防水することもでき、フィルターをレンズに直接取り付けることもできる。
主な問題は、NDフィルターを装着しても、アイリスが固定されているため、照明条件を変更する場合、露出コントロールが非常に難しいことだ。屋内で撮影する場合は、比較的大きな1インチのセンサーでもf / 4では暗い場合がある。
フォーカスコントロール
ビデオの撮影時にはオートフォーカス機能が使用できないため、フォーカシングを行う必要がある。メニューには2つのオプションがある。
モードにかかわりなく、これらのフォーカシングツールを使って創造的な撮影をすることができる。
パーツを無くさないために
カメラの背面左側には、マイクロHDMI、マイクUSBとマイクロSDカードスロット用の保護カバーがある。このカバーは、ポートを使用する場合は外す必要があり、簡単に無くしてしまいそうだ。しかしこれが無いと、カメラの防塵防水機能が失われてしまう。恐らく、ソニーにはスペアパーツの要求が多く寄せられるのではないだろうか。
撮影を続けていると、25分から30分ほどするとカメラは自動的にシャットダウンする。ビデオ信号を処理するため電力を使い発熱するが、その熱処理を小さなボディで長時間できないのだ。実際、これが内部記録解像度をフルHDに制限した理由の1つと推測できる。バッテリーの電力消費をできるだけ抑えるため、ユーザビリティを犠牲にしているところも見受けられる。例えば、液晶モニターは30〜60秒で自動的に消えてしまい、この迷惑な機能を無効にする方法を見つけることができなかった。なお、外部のモバイルバッテリーからの電源供給もできる。これは、長時間使用する場合、有用なソリューションだ。
しかし、電源を節約するために様々なことが用意されているにもかかわらず、電源ボタンは簡単にOn/Offできてしまう。これは素早く電源On/Offできるかわりに、バッグ内で何かの拍子に簡単に電源が入ってしまい、いざ撮影しようと思ったら電池が空だったということになりかねない。
すべてのカメラには長所と短所があるが、このカメラの短所は画質だろう。まず知っておくべきことは、RX0は多くのプロフェッショナルな機能を持っているが、プロダクションカメラとしては足りないところが多いということだ。ソニーはこのカメラをa7SII、FS5、FS7などの補完的なカメラとしてしか位置付けていないように見える。結局のところ、RX100V(あるいはその前身のIV)ほどの画質ではない。
RX0は同じ土俵上の製品とは言えない。このカメラから出てくるフルHDは、おそらく4Kセンサーからのダウンスケールされたもので、これには不満が出るかもしれない。モアレやエリアシングが目立ち、ショットを台無しにする可能性がある。ノイズも目立ち、照明でカバーできるようなものではない。暗部には常にノイズが見られる。残念ながら、ノイズパターンは非常に乱雑で醜くい。従って、ノイズを最小限に抑えるため、できるだけISOを低く設定して撮影することをお勧めしたい。また、長時間撮影するとカメラが熱くなり、その結果、画像にノイズが乗ってしまう可能性もある。
長所(順不同)
短所(順不同)
ハイフレームレート撮影と外部4K出力はテストしていない。
RX0のコンセプトは素晴らしく、注目すべき技術的成果であり、様々な撮影現場で使われるだろう。 しかし、ドキュメンタリーや映画での使用となると、少し疑問が残る。将来的には(おそらくバッテリー寿命を犠牲にすることになるが)オートフォーカスを実装し、ノイズが低減することを期待したい。
上記のビデオデータ:1080 / 25p、S-LOG 2、ISO 1600(デフォルト)(最大2500)で撮影。Adobe Premiere CCで編集し、filmconvertでカラーコレクションしている。
Music supplied by Art List: Song track: Golda ny Alon Ohana
Special thanks to Markus, Daniela, Daniel and the rest of the amazing team at the SCHEER shoes company.
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