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新しい富士フイルムX-T4がリリースされた。これは2020年に注目されるカメラの1つとなるだろう。手振れ補正とバリアングル式LCDスクリーンが、この新しいカメラに搭載された。動画が撮影できる小型で軽量なAPS-Cセンサーのカメラで、最も素晴らしいカメラのひとつになるだろう。

FUJIFILM X-T4, Currently the best APS-C sensor mirrorless camera that shoots video (Image: cinema5D)
筆者は数週間にわたってX-T4を試してみたが、X-T3から大きな飛躍を遂げている。また撮影していて楽しいカメラだ。ドキュメンタリーを制作するといった目的にも、最高のツールの1つとして応えてくれるだろう。
X-T4はユーザーからのフィードバックも十分考慮している。 X-T3とX-H1の良いところを統合したと言える。それぞれに長所と制限があったが、それらが良く認識されX-T4に反映されている。もちろんX-T3の良いところは、ほぼすべてX-T4に継承されている。以下は主な特徴。
X-T4はX-T3の26.1 メガピクセル「X-Trans」センサーと「X-Processor 4」を継承しているが、アルゴリズムは変更されているため、パフォーマンスは向上している。
更に、次のような新機能が搭載されている。
数週間X-T4をテストしてみたが、柔軟性とパフォーマンスが優れているため、先にも書いたように楽しい時間だった。
X-T4で特に興味があるのは、IBISがどの程度機能するかということだ。X-T4では3つの手振れ補正モードがある。
特に「ISブースト」モードは、次の理由で有用だ。
富士フイルムでは、このモードはフレームを固定している場合に使用することを推奨しているが、人を追跡する場合にも試してみた。結果は有用だった。ほとんどジンバルのような動きになるが、多少ラフな面もある。筆者はドキュメンタリー撮影でジンバルをあまり使用しない。スムーズすぎると、ドキュメンタリーらしくなくなるからだ。従って多少動きが粗い方が良い。ISブーストモードはそのような撮影に向いている。
オートフォーカスは、低照度でF-logが「オン」になっている場合でも、うまく機能する。 富士フイルムは、暗い場所ではF-logを「オフ」にすることを推奨している。筆者の経験から言うと、F-logを「オン」にして暗い環境で撮影すると、フォーカスが微妙に動き、気が散ることがあった。
一言で言えば、すばらしいと言える。ネイティブISOは640で、12,800まで使用できる。ノイズがまったくないということではないが、映像が使用できないということにはならない。
IBISなどは、電力消費を加速するため、X-T4では新しいバッテリーが採用された。
新しいバッテリーは、従来の1250 mAh(8.7Wh)に対し、2200 mAh(16Wh)。動作時間は長くなっているが、消費電力は増えている。 1日撮影するならバッテリーは3個あると安心できる。
以下は電源についての追記事項。
ラボでのテストではなく見た限りではあるが、ローリングシャッターもうまく処理されている。
音質に関してはX-T3を継承しているが、運用上の障害が1つある。 3.5ヘッドフォンプラグはUSB-Cコネクタに置き換えられた。言うまでもなく、この方法は筆者が望んでいるものではないが、USB-Cから3.5mmプラグへの変換ケーブルが同梱されている。ただしこれはプロ用のものではないため、多少信頼性に不安があったが、今回のテスト中では特に問題は無かった
なお3.5mmヘッドフォンジャックではなくUSB-Cを採用した理由は、ユーザーニーズを認識していなかったためではなく、物理的な配置の問題のようだ。3.5mmミニプラグは、カメラグリップアクセサリー(別売)には装備されている。ただし、このグリップは充電器として機能しないため、個人的にはグリップを使わないだろう。
2.5mmカメラコントロールジャックがX-T3では右手側だったが、X-T4では左手側に移動している。
X-T4の価格は税込20万円強。発売は2020年4月末。
X-T4は現在、ビデオを撮影できる最高のAPS-Cカメラと言える。そして、その機能と画質は、フルフレームミラーレスの多くと渡り合えるものだ。このカメラはさまざまな制作に有用だが、移動が多いドキュメンタリー映像制作なら、特に有用だろう。さらに、IBISを搭載したことにより、ハンドヘルド撮影も手軽に行えるようになった。 同社のMKXレンズを使用することで、更に効果的になる。
X-T3は完成度の高いカメラで特に買い替えを必要と思わなかったが、X-T4は買い替える価値があるカメラだ。ドキュメンタリーカメラマンの筆者にとって、待ち望んでいたツールと言える。小型軽量で、美しい映像を撮影でき、比較的手頃な価格も大きな魅力だ。
富士フイルムのX-T4サイトはこちら。


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